高齢者向けコミュニケーションシステム

                                                                                           2014.8.25

ソフトバンクモバイルのフォトビジョンを解約してしまったので、代替システムをNTT−Cの050Plusで構築してみました!



これがそのフォトビジョンです。メールで送った写真が自動で表示されるシステムです。ドコモと違うのはランニングコストが安い事ですね。
つまり受信するパケット量に関係無いって訳です。
16000円の機器代だけで2年間は運用出来ました。
でも、2年目からは高いので解約しちゃいましたね。



メールを受けるのはフォトビジョンに任せていましたが、メールを送るのはこのパナソニックのネットワークカメラに頼っておりました。



紙に伝言を書いてからその紙をカメラに向けて、このスイッチを押せば特定の2人までにアナログチックなメールが送信出来るシステムです。
つまり、携帯電話の操作が出来ない高齢者でも使えるシステムなのです。

本当はこんなモノはメーカーが考えて商品化すれば良いのですが、なかなか作ってくれません。
アイデアは前から提供しているのに、困ったものです。
高齢化社会に突入している訳ですから、マーケットのターゲットはお金を持っている年寄りと言う訳です。
そんな高齢者を狙った詐欺みたいに悪い事を考えずに、役に立つ商品を開発販売をして、高齢者から正当にお金をもらいましょう。

さて、フォトビジョンの代替システムですが、最初に思いついたのは、パソコンの遠隔操作ソフトを活用して、ホワイトボードを
共有する事ですね。

ただ、ネックはWindowsのタブレット端末が必要なので、初期投資が5万円くらいかかるって事です。
そこで、家の中にたくさん転がっていたアンドロイドのタブレット端末を活用する事にしました。
1万円で買ったdtabも遊んでいましたし、画面サイズも大きいので、これを活用しようかなと・・・。

そこで、何か良いアプリは無いかなと探したら、ドコモのMobizenってのがありました。



確かにこんな感じで外出先から自宅のスマートフォンを操作出来ましたが、レスポンスが悪いし、双方向性じゃないみたいだし、
何と言ってもドコモの契約が必要みたいです。
それに、このアプリはトライアル版なので、何かそのうちに有料化されるか無くなるみたいです。

そんな訳で、今回はNTT−Cの050Plusを採用する事にしました。
と言うのも、つるさんは先日ですが格安SIMを買ってしまいまして、買ったのが050Plusがセットになって150円安くなっている商品です。
だから、これを活用しようと思ったのです。



フォトビジョンと似たように電話発信する時に写真も送れるフォトトークって機能がありまして、これを利用してメッセージを送る訳です。
とにかく、相手は携帯電話の操作方法を知らない人ですから、画像が画面にボーンといきなり大きく表示されるシステムじゃないと
意味が無いのです。
この辺は若い人が設計開発していたら、理解出来ないのではと思います。

余談になりますが、良く冷蔵庫のドアが開けっ放しになっていると、ピーピーとアラームの音が出ますけど、あれって考えた人が
若かったため出来てしまった悲しいシステムです。何故悲しいかと申しますと、あんなピーピーって感じの高い音は高齢者には聴こえないって訳です。
若い人では気付けなかった失敗です。
まぁー、圧電スピーカーの周波数特性を考えると低い音は出せないので、仕方ないと言えば仕方ないですけど、それは技術屋の甘えですね。



さて、前置きが長くなりましたが、つるさん得意のホットボンドで工作開始です。



こんな風にタブレット端末を壁に掛けるためのフォルダーを作るのです。



何となく完成です。



壁に取り付けてみました。



タブレットとドイツ製のハンドセットを付けました。高齢者にはこのハンドセットでないとダメな訳です。



ハンドセットの置き台も作りましたが、奥行きが短くてイマイチでした。後日、作り直します。



こんな感じになりました。



では、実用化に向けてテストをします。こんな風に画像で送るメッセージをスマートフォンで作ります。



その画像を050Plusで送る訳です。



画像を選択します。



そして、発信するのです。



すると、こんな感じで着信と同時にメッセージが大きく表示されるのですね。
大きく表示されるのがミソです。
小さいと高齢者は見えないのです。
あと、近づかなくても遠くから見える必要があります。
高齢者は慌てて動くと転んで怪我をするのです。

発信側は相手が見てくれた頃を見計らって切断する訳です。
ワン切りでは難しいですね。
高齢者が確認するのに必要な時間は3コールくらい必要と思われます。

しかし、また悲しいのはNTT−Cの考えた仕様ですよね。
何で切ったら表示が消えてしまうのですかね?
残っているならワン切りで良い訳ですし、トイレとか行っていて、その場にいない事もあるでしょうから、絶対に残っていないと
ダメだと思うのですけどね。

どうせ、セキュリティのために消えるのだと反論するに決まっているでしょうけど、そんなのはユーザーでカスタマイズ可能に
してくれないと困りますよね。つるさんは改造が大好きなのですから。

それと、アプリが縦画面専用なのでダメですね。通常はタブレットは横向きで使いたいですから・・・。

本当にこの世の中には完璧な商品って無いと言うのか、メーカーは作りませんよね。
それはそうですよね。だって、完璧な商品を作ったら次を買ってくれなくなりますからねぇー。

まぁー、色々と書いてしまいましたが、高齢者を相手にしたシステムはとにかく大変な訳です。
でもね、高齢者の人口が多い訳だから、ターゲットにしないとあかんのです。


今考えているシステムは富士通のF−BASICを使ったソフトです。
構成としては、自宅にあるWindowsパソコンを遠隔操作して、文章を作り読み上げるシステムです。
そして、画面をタッチするだけで定型文のメッセージで返事が出来る仕組みにしたいです。
そうすれば、パナソニックのネットワークカメラも不要になります。
とは言え、ネットワークカメラがあると監視が出来て便利ですけどね。


050Plusのホームページを観ていたら、そんな事が書いてありました。



そんな事、今頃思い付いたのですかね?超遅れていますね!
つるさんなんか25年くらい前から考えて実用していましたね。

そんな電話に出られない時にメッセージが送れるのは良いとしても、050Plusからの着信しか対応していない何てのは
ダメダメなシステムですね。
相手は声で電話をして来た訳だから、声で返事が欲しい訳です。
だから、喋らずにリアルタイムで相手に音声を返す仕組みがあれば良いのです。
例えば良く使う言葉をテンキーに登録しておいて、それを駆使して音声チャットみたいにコミュニケーションが可能になるようにしておくのです。
そうすれば電車の中でも喋らずに意思を伝える事が可能です。
良く目にするのは身体障害者用のキーを叩くと音声合成で声が出るあの機械ですね。
あのアプリを作ってスマートフォンに入れておけば良いって訳です。

あと、携帯電話会社に作って欲しいのは携帯電信ですね。
電話より先に電信が世の中に登場した訳ですから、こいつを携帯しないってのは損だと思います。



こんな風にスマートフォンに電鍵が付いてモールス符号が送信可能と言うシステムです。
これはちょっと大袈裟ですが、どこかのボタンを電鍵機能に割り当てられたら色々と応用出来ます。
だって、ボタンは1つで良い訳ですから、見て打つ必要が無いのです。
つまり、ポケットの中にスマートフォンを入れたままでも操作可能なのです。
悪用すればスパイにも使えますね。
まさかポケットの中から情報をこっそり発信しているとは誰も気が付かないでしょうから。

そんな事より、つるさんが言いたいのは携帯電信の料金は携帯電話の1/6にして欲しいと言う事です。
使用する電波の帯域は1/6らしいので、当然料金も1/6って言う意味です。

色々とコミュニケーション手段について書きましたが、こんなモノはそのうちにみんな不要になると思います。
いつも真剣に訴えておりますが、これからの通信は全てテレパシーになるのです。

きっと、テレパシーは電波より速く伝わるのでしょうね。でないと、これからの宇宙時代にそんな火星まで
20分もかかっていたら、やっていられませんから・・・。

こんな風にホームページにいちいち書かなくても寝ている間に世界中に脳波で瞬時に発信される訳です。
電気通信は確実に無くなりますね。と言うのか、その必要性が無くなるのです。
全ての生物の頭の中が全て分かってしまうと言う時代がやって来るのです。

恐ろしい話ですが、そうなるのです。そうなると何かもう生きている必要も無くなってしまいますけど・・・。

かなり話が脱線しましたが、コミュニケーションはいつの時代も大事と言うお話でした。