2011.1.29
2つの意味で怖いですね。
工作室にあるこのデジタル時計が怖い時計なのです。
つるさんが中学生の時に作りました。
これは途中で増設したLEDですね。
すごく歴史を感じますね。レンズで大きく見せているし・・・。
コンセントからACプラグを抜いてみました。
そして再び挿してみました!
何とクリアーされていません!今の時代なら当然ですけど・・・。
と言う事は中に電池が入っている訳ですよね?
背面はこんな感じです。当時からセンスが無いなと・・・。
外部DCでも動作するようにしてありました。あっ、これは学校に持って行って遊べるようにしたからですね。
ゴムブッシングの亀裂が時の流れを語っています。
なかなか当時は秒まで表示してくれる時計用ICが限られていましたからねぇー。
こんな風に4桁にもできますね。
あと、ダイナミックドライブの勉強もできるようにスキャン周波数を変えられるようにVRを付けてあります。
人間の眼を誤魔化していますね。
場合によってはこんな風にも見えます。
各桁の明るさの違いを知って欲しいです。
6桁分をスタティックドライブしたら、ICのピン数が増えてしまいます。
怖いですけど、中身を見てみましょう!
やはり当時から怖かったのか温度管理をしていましたね。
電池を持ち上げてみました。コンデンサーは爆発していないかな?
MM5309Nの姿がありました。数千円したのかな?
半田もてんこ盛りですね。
お金が無くて東芝のTLR306が買えなかった証拠がありました。相当品で我慢しています。
そうそう、このICは電源同期だったので、気に入らなくて水晶のタイムベースを追加しましたね。沖のICも懐かしいなと・・・。
何か豆電球で水晶を温めていた形跡が・・・。
3端子レギュレーターは放熱板は無いけどいいのかな?
怖いと思ったのか、トランスの出力にヒューズが直に半田付けされています。
このテープが溶けているのが気になります。
停電検出用のAC100VリレーはずっとONのままですけど、いいのかな?
上から見てみました。
桁ドライブ用のトランジスタは2SA495です。懐かしいですね。
セグメントドライブは2SC372です。これまた形が古さを語っています。
一番怖いのはこれですね。SANYOのニッケルカドミウム電池です。
何か電池BOXが割れたので、直接半田付けしてテープで巻いてありました。
蓋の裏にはそんな記述がありました。消灯すれば27mWの消費電力らしいです。
しかし、水晶タイムベースはどんどん誤差が蓄積されていますね。
この時計はストップウォッチにもなる仕様なので、0にはセットできます。
そんな訳で、時計を合わせて定位置に戻しました。
何が怖かったと言えば、やはりあの電池でしょうか?あと、よくまだ動作しているなと・・・。33年くらい経過しているのでは?
あと3倍頑張ったらおじいさんの古時計になるかな・・・。